いよいよ開催まで1ヶ月を切った東京オートサロン2017(TAS2017)、エントリーリストの中でも、2014年にはRB3オデッセイ、2016年もRPステップワゴンでミニバン ワゴン部門の優秀賞を獲得しているだけに、注目のノブレッセ。
TAS2017では、ノブレッセ・ミラリードとなるそのブースの内容が明らかになってきた。
出展ブースのテーマは「日本発、そして日本から世界へ、現代のやっこドレスのようにFROM・JAPANからFOR WORLDへ」。
ドレナビ編集部は、そのコンセプトが反映されたカタログの撮影風景を入手。そのカットでは、被写体に煌びやかな衣装をまとった女性、そしてフルコンプリートのデモカーが傍らに置かれ、ノスタルジックな建造物をバックに、まさに撮られんとするシーン。
車両の製作と展示に注力しがちである会場にあって、ストーリー性をカンジさせるブース展開を予感させる写真だ。
ブースの出展コンセプトのテキストにそのテーマのヒントが隠されていた。
明治初期の女性、川上貞奴
彼女は、NHKドラマ「春の波濤」の主人公であり、
芸奴であった彼女は、後に伊藤博文・西園寺公望など名だたる元勲から贔屓とされ
海外での公演が人気となり、欧米の社交界でデビュー
彼女の着物をベースにしたドレスは「やっこドレス」とよばれ大評判となり
現在でも和ドレスの事を「やっこドレス」と呼ぶようになっている。
それは日本という文化を世界に知らしめるだけでなく、日本発のものがスタンダードになった瞬間でもある。
ノブレッセ代表の窪田氏によると、「私達の日本発祥の製品が、国際的なスタンダードとなるものを提案していきたいと思っております」とのコメント。
つまり、川上貞奴(かわかみ さだやっこ)にルーツをもつ「やっこドレス」が日本の文化として世界に飛び立ち、それが発信された結果としてグローバルスタンダードになったという史実をリスペクトし、日本発、ノブレッセ・ミラリード発のカーカスタマイズ&ドレスアップの姿勢が、同様に日本をルーツとすることをはっきりと示し、そしてそれが世界に根付くことを祈願してのものといえるのだろう。
なお、TAS2017会期中も写真家HASEO演出によるモデルが来場。また、コラボレーション写真の展示・販売も予定されている。
そして、展示車両(ノブレッセ×ミラリード コンプリートカー)は、RCオデッセイ・ヴェゼル・S660・30アルファード・50プリウス・30プリウスなど、総勢8台を予定。
その一部を紹介しよう。
オートサロン期間中、これらの展示車両はコンプリートカーとして購入の商談も可能となっているという。
くわえて、物販としてノブレッセ関連アパレル(Tシャツ・ポロシャツ・タオル等)やパーツの販売、ミラリード関連機能パーツ、ペルシード(オートサロン限定カラー缶)などの販売も予定されている。
日本発、世界へ。ノブレッセ・ミラリードの新たな試みに注目だ。
ノブレッセ: www.noblesse-japan.com/noblesse.html
ミラリード:www.mirareed.co.jp/
写真家 HASEO: www.facebook.com/hasegawahaseo