4型中心に紹介
純正LEDヘッドライトが選べるといっても、ハイエースの主力はハロゲンや白熱球であり、バルブ交換で多くの灯体をLED化できる。
交換は、まず「型式」と呼ばれるソケットの規格あわせが第1。
場所により「点灯色」も決まっており、一定以上の「明るさ」が必要な場合もありとややこしいが、メーカーが謳う「車検対応」を目安に選べば基本OKだ。
「ハイエース専用」でない「汎用」では、サイズも確認。場所によっては周囲と干渉することも。
ちなみにフォグランプは3型後期から特殊型式の「PSX26W」に。
以前よりも明らかに暗いという声が多いため、バルブ交換はぜひ!
バルブ交換作業は単純。
ソケットを握り回転させレンズ本体から引き抜いたあと、先端に付くバルブを抜き差しするだけ。
ヘッドライト ローハイ H4(ハロゲン車) LED HB3(LED車)
フォグ PSX26W
ポジション T10
ウインカー T20
ブレーキ/スモール T20W
バック T16
ライセンス T10
型式
バルブ挿入部の形状。「T10」「T16」「T20」など
ヘッドライトの運転席側にはブレーキのマスターバックがあり、クリアランスが狭い。
スリムなバルブでないと干渉の恐れがある。
バルブ末端部の出幅も注視したい。
ルーメン*数値が高いほど明るい
点灯色は車検上ある程度決まっており、ヘッドライトやポジ、バックは白、ウインカーはオレンジ、フォグは白か黄色、ブレーキは赤。
社外品にはフィルムで変えるものも。
ポジションやウインカー、ブレーキなど多数
例えば前後ウインカーやバックランプは、非点灯時でもバルブ自体の存在がとても目立つ。
バルブデザインもメーカーによりいろいろ。
注視して選びたい。
白熱球からLEDに交換すると起こる、消費電力の違いにより点滅速度が上がるウインカーのハイフラッシャー(ハイフラ)対策は必須。
4型は従来可能だった純正リレー交換ができない電子リレー車のため抵抗追加が必要だが、ヴァレンティにはその処理をカプラーオンとした手軽キットがある。
ヘッドライトやテールは比較的楽に交換できるが、問題はフォグ。
ヴァレンティによると、ホイールハウスから手を入れてできるのはワイド・ガソリン車のみ。
インタークーラーやエアクリ関連部品などの関係で、それ以外はグリル&バンパー外しがベストとのことだ(とくにディーゼル)。
*車検通過に必要となる明るさはルーメンでなく、ヘッドライトの仕様・状態でも変化するカンデラ(ロービームで6400カンデラ以上)。
ルーメンとカンデラはイコールではない。
バルブ交換同様、定番となっている「ユニット交換」。
対象レンズをそっくり付け替えるため、イメチェン度が大きいのが支持を集める最大の理由だ。
デザインやカラーの配置、灯体が違うが、ベースとなるレンズの大きさ自体は対象がハイエース用であるためどの商品も同じ。
基本的にカプラーオンで取り付け可能と、電装系にうとくてもDIYで取り付けできるモノが多く、ウインカーがLEDの場合には、ハイフラ対策も施されている(または施す部品が同梱される)。
レンズカラーやデザインも、メーカーで様々。
同じメーカーで、デザイン違いのレンズを複数手掛けている場合もある。
テールレンズは、場所柄ヘッドライト以上に目立つため、とくに人気が高い印象だ。
輝度感が、光が違うこだわるならぜひ!ハイマウント
200系発売当初は装備すらないグレードが一部にあったハイマウントランプだが、2006年の法改正で装着が義務化され現在では全車に付く。
一見全年式同じように見えるが、じつは3型後期からスリムになっており、購入には注意が必要。
純正は灯体がすでにLED。
そのため変えなくても・・・と後回しにされがちだが、社外品はLED数が多く輝度が高い。
レンズカットにも違いがあるなど、より高級志向。
比べれば違いは歴然だ。
スモール減光やシーケンシャルなど、補足機能付きの場合も。
ただし、ハイマウントはブレーキ点灯のみが基本。
補足機能を作動させると保安基準適合外となる。
4型はハロゲンが標準となりLEDはオプションのため、LED化を促す意味でも効果は大きい。
灯体すべてをLED化したものから、ハイだけがハロゲンとなるモデル、デイライト機能付き、シーケンシャル付きなど、モデルによる仕様差もあり。
もちろん純正LED車からの交換も可能。
1〜3型オーナーたちの4型フェイス移植の素材としても有効だ。
純正LED車に社外LEDヘッドライトを移植した場合、故障警告のエラー表示がメーター内に表示される場合が。
ヴァレンティではそれをかわす独自回路を内蔵。
交換前/純正と交換後を比較
ブレーキ・スモール、ウインカー、バックとすべてLED化したモデルが人気で、LEDバーやシーケンシャル機能搭載など、種類はいろいろあり。
非点灯時の違いにも配慮したレンズカラーやリフレクターにこだわったドレッシーなモデルが多い。
ウインカーの抵抗対策も施されている。
脱着もバックドアを開けてネジをはずすだけと手軽だ。
一部メーカーでは、リアフォグが備わる寒冷地仕様車専用モデルもある。
純正同様、反射板が内蔵される。
レンズ表面やインナーカラーにもブランド独自の違いがあり、1モデルで複数選べる場合も多い。
テールとハイマウントの色をあわせたい。
写真のようなバルブ交換のみというケースが多いが、ユニットごと変えるキットもごく一部だがあり。
余談だが、通常のT10バルブでは照射力が不十分で車検がパスしないケースがある。
ナンバー灯専用バルブを使おう。
純正から明らかに変わる蒼白系の光はドレスアップ性が高く、夜間や暗がりでの作業性も大きく向上するなど、実用度が高いルームランプのLED化。
型式さえあえば汎用サイズでもOKだが、ハイエース専用キットもいろいろある。
グレードにより室内灯の数や大きさ、バルブ型式が異なるため注意したい。
ちなみに型式は基本T10、一部フロントランプ用でG14(BA9s)がある。
ルームランプに適した汎用品も数多く販売されている。
ちなみにハイエースでは同じ4型でも、年式により写真のような両口金のT10×31型と、ウェッジと呼ばれるT10型の2通りある。
オススメ度 ★★☆
鏡面側のレンズにウインカー連動の矢印ランプが点灯する、純正交換型ミラーも狙い目。
視認性の高いブルーレンズが多く、防眩やヒーター機能が付く場合も。表側のドアミラーウインカーと揃えたい。
オススメ度 ★★☆
純正バンパールーバーに追加するこんなパーツも。ダズフェローズの「グリルカバー」は、標準車・純正バンパーのロアグリルのルーバーに被せ配線処理するパーツ。
非点灯時はメッキバーとして使える。
オススメ度 ★★☆
バックフォグは、一部メーカーでリアバンパーのオプションとして追加できる場合も。
個数は2個以下、位置は地上25cm以上といった制限がある。
写真はバックランプが一体となった86タイプ。
オススメ度 ★★☆
トヨタTマークエンブレムをライトアップする、目立ち度満点な技も。
写真はジュナック製。
純正加工品で前後それぞれあり、ブルー以外にも色は多数。色により保安基準に抵触する場合があるので注意。
オススメ度 ★★★
ガーニッシュ内に組み込まれたモデルから、エアロの一部としてセット(または別売り)となるモデル、汎用品といろいろある。
ただし点灯のさせ方や(フロントに赤灯はNGなど)点灯色には注意。
オススメ度 ★★☆
本来の反射板機能を有したまま、LED点灯させるマルチユニットも。
レガンスはそこにシーケンシャル機能が付く話題のパーツ。
追加では高さ35cm以上、車体外側から40cm以内など、細かい規定がある。
オススメ度 ★★★
名門ヴァレンティには、ベルトが非装着であれば赤に、装着すれば青にとフチの点灯色が変わるバックル専用ライトも。
夜間バックルがどこかと探してしまう場合などに、かなり重宝するはず。
スタイルRV Vol.144 トヨタ ハイエース No.30
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]
電話 : 058-322-6700 URL : https://www.valentijapan.com