今売れているSUV、ヤリスクロスとハリアー。コンパクトクラスとLクラスとサイズこそ違えど、同じSUV。購入検討で悩んでいる人も多いハズ。そこでスタイルワゴン目線で新車比較&カスタムの可能性をチェックしてみました。【前編】ではサイズ感や価格、カラーなどを比較してきましたが、【後編】では、内装比較、カスタムの可能性をチェックします。
オバフェンとの組み合わせが迫力満点なヤリスクロス
ヤリスクロスの純正ホイールは16/18インチ。対するハリアーの純正は17/18/19インチがグレードにより標準装備される。最近では純正でもかなり大口径化しているが、カスタムするならホイール交換はぜひ手を付けたいところ。正確なマッチングサイズは計測していないが、19/20インチがスマートに履けそうなヤリスクロス。しかしインチキープでゴツゴツ系を組み合わせるスタイルも、オーバーフェンダーとマッチしそう。対するハリアーは24インチを履きこなすポテンシャルも持ち合わせる。両車ともにホイール&タイヤの選択肢はかなり多そう。
旬のオフ系カスタムはヤリスクロスがお似合い!?
カスタムの楽しみ方は十人十色だが、クルマのキャラクターによって似合いそうなスタイルは自ずと見えてくる。純正でオーバーフェンダーを装備するヤリスクロスは、アクティブなアップ系スタイルがはまりそう。逆にハリアーはローダウンした姿がスタイリッシュ。
イマドキはデイライト×ウインカーランプの組み合わせ
両車ともに共通なのが、LEDデイタイムランプに切り替え式のウインカーランプが装備されていること。昨今注目されてきたシーケンシャルウインカーではなく点滅式になったのは、新しいトレンドの兆候か。ヘッドライトレンズの大きなヤリスクロスはアイラインで精悍な目元を演出するなど、色々なカスタムが楽しめそうだ。
少々物足りないヤリスクロス、カスタムパーツで質感向上を
ハリアーと比較するとチープ感が否めないヤリスクロスのインパネまわり。純正特有の樹脂パネル部分がかなり目立つ。ここはメッキガーニッシュやレザーパネルキットなどの登場を期待して、ぜひカスタムしていきたい部分だ。
足元はやや狭いが、天井の高さは十分なヤリスクロス
乗ってみた印象としては、当然ハリアーには余裕がある。ヤリスクロスが狭いというわけでは決してないが、後部座席に大人二人が乗り込むと少々窮屈さを感じだ。後部座席に子供が3人、そんな使い道であれば十二分なスペースを確保している。シートにファブリック素材を採用しているヤリスクロスは、オールレザーのシートカバーを導入すれば、また違った印象のインテリアを演出できそう。デザイン性の高いモデルの登場にも期待したい。
多彩なレイアウトが○
5名乗車時の荷室長はヤリスクロスが820mm、ハリアーが1010mm。純粋なスペース量ではハリアーの方が有利だが、リアシートを倒せばヤリスクロスでも長尺物が積み込める。個人的には、ハリアーのラゲッジは位置が高くて荷物が積みにくいのが難点。
新作続々登場中のハリアー
ヤリスクロスは年明けから本格化!?
5月から事前予約がスタートしていたハリアーは、アフターメーカーからカスタムパーツが続々登場。年内にはかなり充実しそうな勢い。一方ヤリスクロスはまだ開発段階のよう。エアロキットなどは年明け頃からの登場が有力!?
スタイルワゴン2020年11月号より
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