8型大画面モデルのサイバーナビを装着し、オーディオのステップアップを着々と進めてきたスタワゴC‐HR。これまでに、タイムアライメントやスピーカーの出力レベルを調整し、C‐HRの車内特性に合わせたサウンドチューニングを施工。運転席をリスニングポジションに設定し、目の前に音の定位を調整するなど、純正とは別次元の環境を作り上げた。
そんな細かな調整が可能なサイバーナビだが、新たに加えられた機能のひとつがハイレゾ音源への対応。最近よく聞く“ハイレゾ”だが、利用者の数はまだまだ少数。かくいう自分も、実は圧縮音源(CDやスマホなどへダウンロードしている音源がほとんどこれ)しか聴いたことがない。それだけにハイレゾ音源はどんなものか? かなり気になっていた。早速聴いてみると、その違いは明らか。「オーディオってよく分からない」と嘆いている人も少なくないが、純正との違いは誰が聴いても分かるレベル。サウンドチューニングした影響も少なからずあるが、音のクリア感、奥行き、音域のメリハリ感が全く異なる。聴いていて心地いい、といった表現がしっくりくる感じだ。話題のハイレゾ、その実力はやっぱり凄かった。
ハイレゾ音源の信号を送り出す心臓がメインユニットであれば、音の出口の役目を担うのがスピーカー。メインユニットがハイレゾ対応であっても、スピーカーが非対応だと、ハイレゾ音源に含まれるすべての情報を正確に出力することができない。だからこそスピーカーもハイレゾ対応モデルを選択する必要がある。
そこで今回選んだのは、純正交換型のカスタムフィットスピーカー「TS-C1730S」。スピーカーの出力に重要な振動板に「2層構造アラミドファイバーコーン」を採用し、コーン振幅時のストロークが正確になり音の歪みを低減。低域の強さ中音域のクリアさをしっかり再現してくれる、ハイグレードなスピーカーだ。
高音域、中音域をそれぞれのスピーカーへ振り分けるクロルオーバーネットワーク。内部には音の伝達ロスを低減する大型コイルを搭載。
高音域を出力するツイーターは、ダッシュボード両サイドに設置されている純正スピーカーと交換する。カプラーオンでセットアップ可能。
ドアパネルの中に設置されているため、純正スピーカーを実際に見たことがない人も多いと思う。実際はずしてみると、ビックリするほどコストダウンされているのがよくわかる。振動板と呼ばれる表面のコーン部分は薄い紙のようなもので、振動板を動かす背面のマグネットも極小。これを見たら、交換したくなりませんか?
8V型ワイドXGA地上デジタルTV/DVD-V/CD/Bluetooth/USB/SD/
チューナー・DSP AV一体型メモリーナビゲーション
オープンプライス(参考:18万円前後)
17cmセパレート2ウェイスピーカー
価格:3万2000円
C-HRや一部の新型車は、フロントドア内部にエアバッグセンサーがあるため、スピーカー交換によってドア内部の圧力が変化し誤作動を起こす場合がある。また、スピーカー交換によってエアバッグに関する保証も対象外になることも。スピーカー交換には、不確定要素が多いことも事実。交換の際は、カーディーラーやプロショップとご相談を。
スピーカーの無駄な共振を抑えるために必要なインナーバッフル。遮音性に優れたクッション材も使用されているため、周波数の乱れを改善し中音域の再生音をよりクリアにする。
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